2016年12月03日

HSPにおけるサクラエディタの導入方法2

さて、前回更新から少し時間はたちましたが導入方法の第2弾です。

  • F1ヘルプ対応
  • プリプロセッサおよびマクロの色分け
  • エディタの配色変更(標準エディタに近く、コントラストを低めにした配色)
  • F5実行時にデバッグウインドウを表示
  • 関連ファイルをエクスプローラ表示(選択・編集可能にする)
  • 印刷用と編集用のタイプ別設定

今回は「プリプロセッサおよびマクロの色分け」と「エディタの配色変更」に対応します。


なお、参考元としているセルディアのゲームブログ内の

HSPのキーワードに色を付けるを理解していることを前提とします。


@ 設定に必要なファイルをこちらからダウンロード

  ※「sakura」のインストールフォルダ内の「keyword」にダウンロード&解凍した

   KWDファイルとCOLファイルを置く。 

A 「設定」>「タイプ別設定一覧」>「hsp ( as,hsp )」選択>「設定変更」

B 「カラー」タブ>「共通設定」

C 「セット追加」>「HSP標準」「HSPマクロ」「HSPプリプロセッサ」「HSP追加」作成

D 「セット名」ボックスから「HSP標準」選択>「インポート」選択>「HSP_command.KWD」開く

  >「HSPマクロ」選択>「インポート」選択>「HSP_macro.KWD」開く

  >「HSPプリプロセッサ」選択>「インポート」選択>「HSP_preprocessor.KWD」開く

  >「HSP追加」選択>「インポート」選択>「HSP_add.KWD」開く

   ※ちなみに、「HSP_add.KWD」にはd3moduleとGuruGuruSMF4に関連する

    キーワードが入っています。

    拡張命令を使わない場合、「HSP追加」の設定は必要ありません。 

    もしも他の拡張命令を使用する場合は、各自で追加設定してください。

E 「OK」選択>「カラー」タブに戻る>強調キーワード「2〜10...」選択

F 強調キーワード1「HSP標準」、強調キーワード2「HSPマクロ」、

  強調キーワード3「HSPプリプロセッサ」、強調キーワード4「HSP追加」をそれぞれ選択

G 「OK」選択>「カラー」タブに戻る>色指定「インポート」選択

H 「HSP_normal.col」開くで設定完了。


配色についてはTaddiの好みが反映されているのでHSP標準エディタと異なる部分も多いです。

そのあたりは各自でカスタマイズしてください。

posted by Taddi at 11:41| Comment(0) | サクラエディタ導入

2016年11月13日

HSPにおけるサクラエディタの導入方法1

自分のための覚え書き。

最近はゲーム制作にかけられる時間が少なく、その時間を効率よく利用するために、
空き時間を使って自分の書いたスクリプトを読むことが増えてきました。
そこで、以前ブログに書いたように、色分け印刷のできるサクラエディタを利用するようになりました。

これまでは、Le.Antillaで開発を行い、印刷はサクラエディタに切り替えてきましたが、
レイアウトの問題など二度手間にもなるので、少しハードルは高そうでしたが、
サクラエディタでの開発に切り替えることにしました。

そこでまず参考にしたのが、 セルディアさんの「セルディアのゲームブログ 」です。
2月に「サクラエディタをHSPエディタに改造する」という記事を、3回に分けて掲載されています。
この内容に従って導入すると、
  • キーワードの色分け
  • ダブルクリックによるハイライト表示(F3で次を検索、Shift+F3で前に戻る)
  • 新規命令・関数、ラベルのリスト表示
  • 定義場所にへのジャンプ機能(Ctrl + F12でタグファイル作成、F12でジャンプ。Shift+F12で前に戻る)
  • ボタン1つでコンパイル&実行する(F5で実行、オートセーブ)
といった機能が追加できます。
これに加えてTaddiが追加したいと考えたのは、
  • F1ヘルプ対応
  • プリプロセッサおよびマクロの色分け
  • エディタの配色変更(標準エディタに近く、コントラストを低めにした配色)
  • F5実行時にデバッグウインドウを表示
  • 関連ファイルをエクスプローラ表示(選択・編集可能にする)
  • 印刷用と編集用のタイプ別設定
です。

今回は「F1ヘルプ対応」を完成させます。
まずは、PPAマクロの作成です。

---hsphelp.ppa---
begin
 S_ExecCommand('C:\hsp34\hdl.exe '+S_ExpandParameter('$C'),0,'')
end.
---ここまで---

サクラエディタのインストールフォルダ内にmacro用のフォルダを作成し保存します。
なお、HSP3.4をCドライブ直下に置いた場合なので、パスは適宜変更してください。
S_ExecCommandは第3パラメータが省略されていると正常に作動しないので注意が必要です。
保存したら、共通設定>マクロを選択
マクロ名「HSPヘルプ」として、「hsphelp.ppa」を選択、設定。
その後、共通設定>キー割り当て
種別「外部マクロ」、機能「HSPヘルプ」を選択し、キー「F1」を割り当てれば完了。

ちなみに、サクラエディタのMacroについては「Sakura Editor Macro」に記載があります。
参考にしてください。

次回は「F5実行時にデバッグウインドウを表示」を予定しています。
posted by Taddi at 00:30| Comment(0) | サクラエディタ導入

2016年11月01日

「あめとのさま」開発後記。

久しぶりのブログ投稿です。

前回の投稿から1年半が経ちました。

そうか、前回の「Wizard's Pursuer」公開時はツイートと専用ページの立ち上げで力尽きてたんだ・・・。
そりゃこのブログへの投稿方法を探すのにも手間取るわけだ。


ちなみに、HSPコンテストに今年も無事に作品を応募することができました。
13年?連続の皆勤継続です。

本当はHoldall2での参加を年初めには考えていたのですが、
4月〜7月にまったく時間が取れずに早々と断念しました。


そうこうしているうちに9月に入り
“今年のHSPコンテストはどうしようかなぁ〜”
なんて考えていた時に、頼るのはネタ帳。
過去の没アイデア同士を組み合わせて作ったのが「あめとのさま」です。

一つのマスに2つの要素を重ねる(枠とアメ)というアイデアは
もともとパズルゲームのアイデアとして持っていたのですが、
落ちものパズルにするには操作が煩雑になるなどの理由でお蔵入りしていたものです。

それをズーキーパー風にアレンジしたのが今作です。
成り立ち的には「隣接都道府県パズル」に近い感じです。

その流れもあって、ゲームオーバー時に口の悪い殿様が出てくるようにしたので、
「あめとのさま」となりました。
もともとマスに入っている玉はアメである必要はないのですが、
まぁ、見ての通り後付け設定です。

今作の見どころは何と言っても連鎖です。
意識して連鎖を作るというよりも、
より連鎖が起きそうな起点を探し出して、間断なく連鎖を発生させることが重要になります。

そのためには連鎖中に変化していく盤上を把握し、
連鎖の影響を受けていない場所や、連鎖が終わった場所を確認しながら、
次の一手を導き出す必要があります。

この流れを大切にするため、
適度なアニメーションと、邪魔にならない演出に気を配ったつもりです。
また、技術点という要素を加えることで、
やみ雲に手数を増やさせないようにしました。

今のところTaddiの想定では、
三分および無制限モードで8万点後半、三百玉モードで6万点後半がハイスコアの上限になると考えています。
しかし、ハイスコア内では99999点を超えても記録されるので、
良いスコアが出た時には、ぜひ報告していただければと思います。

今後は、もう少し「あめとのさま」に手を加えつつ、
娘のために作っているゲームを完成させたいと思っています。
posted by Taddi at 23:18| Comment(0) | 雑記