2020年07月25日

サクラエディタによるHSP開発環境構築2020

使用していたPCの買い替えにより、開発環境を構築し直したのでメモ。

前提条件
・Windows 10
・HSPバージョン 3.51
・サクラエディタバージョン 2.4.1

構築の流れ
1.サクラエディタのインストール・初期設定
 変更点なし、キーワードの強調設定はオリジナルを使用〔関連データ
 初回起動時に共通設定>タブバーを表示、ファイルの保存>自動的に保存を設定(任意)

2.エディタの設定(アウトライン、タグジャンプ、入力補完)
 ctags.exeはサクラエディタに最初から入っているのでダウンロード不要
 入力補完の使い方を今まで理解していなかった・・・CTRL+Spaceで補完される。

3.コマンドラインコンパイラの導入
 コンパイラをhspcに変更。sakuraフォルダにmacroのサブフォルダを作成し、
 comp_d.js 〜 makeexe.jsを入れて設定。

4.デバッグウインドウの変更
 knowbug-v2.0.3の場合、knowbug_install.exeを実行し、hsp3.exeを指定するだけで完了。

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posted by Taddi at 17:04| Comment(0) | サクラエディタ導入

2017年04月02日

HSPにおけるサクラエディタの導入方法4

前回の更新から4か月も過ぎていました。

さて、導入方法の第4弾。

  • F1ヘルプ対応
  • プリプロセッサおよびマクロの色分け
  • エディタの配色変更(標準エディタに近く、コントラストを低めにした配色)
  • F5実行時にデバッグウインドウを表示
  • 関連ファイルをエクスプローラ表示(選択・編集可能にする)
  • 印刷用と編集用のタイプ別設定

まずは「関連ファイルをエクスプローラ表示」に対応します。

これまではサクラの小枝研にある「File Explorer」を使用していましたが、

最近のサクラエディタには「検索」>「ファイルツリー」でエクスプローラ表示を設定できます。
ただし、アウトライン解析と同時に表示できないので注意が必要です。
実際にプログラミングする上では必要な時だけエクスプローラ表示をすれば十分なので、
「共通設定」>「ツールバー」で種別「検索系」から「ファイルツリー」を選択し、
ツールバーに追加しておくとアクセスしやすくなります。

editor.gif
この写真では右から5番目のアウトライン解析の左隣にファイルツリーボタンを配置しています。

最後に「印刷用と編集用のタイプ別設定」です。
サクラエディタの色分け印刷は、プリントアウトして確認する際に有効です。
設定方法はファイルタブ>印刷ページ設定を選択し、
カラー印刷の欄にチェックを入れるだけです。

そうすると、
ss5.gif
この画面のうち、黒背景は印刷されません。
すると、標準文字色が白色なのでほとんどの文字が表示されません。

ss4.gif
そこでタイプ別設定一覧の「HSP(as,hsp)」を複製し、「HSP印刷(as,hsp)」を作り、見やすいように配色を変更します。
ちなみに、配色例は導入方法2でダウンロードしてもらったファイルの「HSP_print.col」になります。

そうすると・・・
ss3.gif
こんな感じになります。

あとは、印刷する紙の量をなるべく減らしたいので、
下のイメージのように、印刷ページ設定を変更します。
print.gif
あとは印刷したいときに、
設定タブ>タイプ別設定一覧で表示を切り替えて印刷を行います。
印刷し終えたら、通常表示に戻すことをお忘れなく。

HSPにおけるサクラエディタの導入方法は今回で最終回になります。
本当は他のエディタにあるような折りたたみ機能とか憧れる部分もありますが、
結局のところ、
「何を使うか」ではなく、「何を作るか」が大事なことなので
これぐらいにしておきたいと思います。

この記事を見た方で、他におすすめ情報がありましたら
コメントをいただければ幸いです。
posted by Taddi at 15:59| Comment(3) | サクラエディタ導入

2016年12月04日

HSPにおけるサクラエディタの導入方法3

導入方法の第3弾です。

  • F1ヘルプ対応
  • プリプロセッサおよびマクロの色分け
  • エディタの配色変更(標準エディタに近く、コントラストを低めにした配色)
  • F5実行時にデバッグウインドウを表示
  • 関連ファイルをエクスプローラ表示(選択・編集可能にする)
  • 印刷用と編集用のタイプ別設定

今回は「F5実行時にデバッグウインドウを表示」に対応します。


なお、参考元としているセルディアのゲームブログ内の
「ボタン1つでコンパイルする」を理解していることを前提とします。
Taddiは、HongKongさんのhcl_comp.exeでデバッグウインドウを表示する方法が
分からなかったため。cHSPCompを使用することにしました。

@ 「cHspComp 0.4.2」をこちらから入手し、chspcomp.exeをHSPインストールフォルダに
  入れる。

A コンパイルマクロを以下のように修正する。

---------------------------hsp.ppa ---------------------------

begin
 S_FileSaveAll();
 S_ExecCommand('C:\hsp34\chspcomp.exe /wid '+ S_GetFilename( ) ,0,'')
end.
---------------------------ここまで---------------------------

  ※「C:\hsp34」は使用しているHSPのバージョンやインストールフォルダの位置によって
   各自で修正してください。

  ※「/wid」の部分で起動オプションを指定しています。ほかにも起動オプションはありますので
   入手先及びマニュアルを確認にしてカスタマイズしてください。



あとは「共通設定」>「マクロ」>「設定」、そしてF5ボタンへのキー割り付けについては
参考元を確認してください。



設定が成功すればF5で実行するとデバッグウインドウが表示されます。


posted by Taddi at 13:25| Comment(0) | サクラエディタ導入